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講師向けガイド 👩‍🏫

🎯 このガイドの目的

GitHub実践ワークショップを効果的に進行するための講師向けガイドです。

📚 事前準備

1. 環境の確認

  • 参加者のPC環境(Windows/Mac/Chromebook)を事前に把握
  • インターネット接続の安定性を確認
  • プロジェクター/画面共有の準備

2. GitHubアカウント

  • 講師用のデモアカウントを準備
  • GitHub Organizationを作成(Classroom用)
  • サンプルリポジトリを事前に作成

3. 参加者への事前連絡

  • メールアドレスの準備を依頼
  • ブラウザ(Chrome推奨)のインストール確認
  • 可能であればGitHubアカウントの事前作成

🗓️ 各回の進行ポイント

Day 1: GitHubデビュー

重要ポイント

  • アカウント作成で詰まる参加者が多い(メール認証)
  • パスワードは画面に表示されないことを事前に説明
  • GitHub Pagesの反映に時間がかかることを説明

時間配分の目安

  • 導入説明: 5分
  • アカウント作成: 10分
  • リポジトリ作成: 5分
  • HTML作成とPages設定: 8分
  • 確認と質疑: 2分

Day 2: GitHub基本操作

重要ポイント

  • マークダウンのプレビュー機能を活用
  • コミットメッセージの重要性を強調
  • ファイル名は半角英数字のみ使用

Day 3: プロフィールREADME

重要ポイント

  • ユーザー名と同じリポジトリ名にする必要がある
  • 個人情報を載せすぎないよう注意喚起
  • 楽しみながら自己表現することを促す

Day 4: github.dev

重要ポイント

  • ピリオド(.)キーの位置を確認
  • ブラウザのポップアップブロックに注意
  • 保存は自動ではないことを説明

Day 5: ブランチとPR

重要ポイント

  • ブランチの概念は図解を使って説明
  • 実際にコンフリクトを起こして解決方法を見せる
  • PRのレビュー機能を体験させる

Day 6: GitHub Classroom

重要ポイント

  • 招待リンクは事前に準備
  • 名前の選択を間違えないよう注意
  • 自動採点の仕組みを簡単に説明

💡 トラブルシューティング

よくある問題と対処法

  1. 「メール認証コードが届かない」

    • 迷惑メールフォルダを確認
    • 別のメールアドレスで試す
  2. 「GitHub Pagesが表示されない」

    • 5分程度待つ
    • ブラウザのキャッシュをクリア(Ctrl+F5)
    • URLが正しいか確認
  3. 「github.devが開かない」

    • ブラウザの拡張機能を一時的に無効化
    • 別のブラウザで試す
    • 通常のGitHub画面でファイル編集
  4. 「コミットできない」

    • コミットメッセージが空でないか確認
    • ファイル名に日本語が含まれていないか確認

📊 評価のポイント

理解度の確認方法

  • 各回の最後に簡単な確認クイズ
  • 実際に操作できているかの目視確認
  • 質問を促す雰囲気作り

成果物の評価基準

  • 指示通りの操作ができているか
  • 創意工夫が見られるか
  • 他の参加者を助けているか

🎓 応用編の進め方

Google Apps Script編

  • 事前にGoogleアカウントの確認
  • Node.jsのインストールは講師がサポート
  • 簡単なサンプルから始める

GitHub Classroom講師体験

  • 実際に課題を作らせてみる
  • 相互に課題を解いてみる時間を設ける

🌟 成功のコツ

  1. 褒める文化を作る

    • 小さな成功も積極的に褒める
    • 失敗を恐れない雰囲気作り
  2. ペアプログラミングの活用

    • 詰まっている参加者同士をペアに
    • 教え合いを促進
  3. 実用性を強調

    • 学校の課題提出に使える
    • ポートフォリオとして就活に活用
    • 趣味のプロジェクト管理
  4. 楽しさを重視

    • 堅苦しくならないよう注意
    • 絵文字やGIFを積極的に使用
    • 成果物を共有する時間を設ける

📝 準備チェックリスト

ワークショップ前日

  • 全ての資料にアクセスできるか確認
  • デモ用アカウントでの動作確認
  • 参加者リストの最終確認
  • 予備のメールアドレス準備

当日

  • Wi-Fiパスワードの掲示
  • プロジェクターの接続確認
  • 参加者の着席確認
  • 雰囲気を和らげるアイスブレイク

🔗 参考リンク


講師の心構え

技術的な完璧さよりも、参加者が「楽しかった」「また使いたい」と思えることが大切です。

お問い合わせ

ワークショップ運営で困ったことがあれば、コミュニティで相談しましょう。